夢日記

自分用

017

2018/11/13


自宅のようで自宅でない場所にいる。


見知らぬ人々と共同生活をしている?らしい。また、私たちのいる建物は共同生活?雑居か居候用の居住施設と、商業施設の組み合わさった、10階建てほどの大きめなビルという事になっていた。




自宅の和室にあたる部屋に、ちゃちなベッドが置いてあった。弟のものらしい。


男性が「ベッドの下にトミカがあったよ」と弟に報告している。私は今更弟はそんな物で喜ばないだろうと思っていたが、弟は異様な食い付きを見せた。


ベッドの下から出てきたのは、電池で動く30センチほどのひどく図形的な赤い車のおもちゃだ。色褪せた箱に入っており未開封らしい。


トミカですらないが、弟は気にしていないようだ。目を輝かせて開封する。



車のおもちゃは、ちょうど箱のシースルーになっていた部分の形に合わせて色が落ちている。光によって劣化しているようだ。


「いつのだ?」と一人言のように言うと、いつの間にか隣にいた母親が「2661:07:17…って書いてあるから、2011年のものだね」と優しい声で言う。


明らかに日付の表示がおかしいが、母親が2011年のものだと言うからきっとそうなのだと思った。


「そんな前のやつかぁ」と弟を眺めつつ言う。




喋らない病弱そうな男子が新たな仲間に加わり、自宅で言う弟の部屋の辺りに寝かされていた。


男子は中学生ほどの年齢に見える。ネグレクトを受けていて弱っていた。


全く喋らないのはおそらく心因性のものだろう、と占い師のおばさんが言う。




場面が変わり、私はその建物の商業施設部分にある映画館にいるようだ。


見ているのはIMAX3Dの外国の映画らしい。



スクリーンの中に画面が表示されたり、スクリーンが遠ざかって行って劇場が映ったり、映画の中の登場人物が画面を割ってこちらへ出てこようとするなど、かなり挑戦的な表現が多い。


私はその度にひどく感動して、隣で見ていた友人と「すごいね!」と顔を見合わせていた。




映画を見終わって自宅らしき場所に戻ると、先程の男子が苦しんでいた。脚が捩れて植物の根のように何本にも分かれている。


私は慌てて人を呼びに行く。洗面所に占い師がいたので助けを求めると、騒ぎを聞き付けて母親も駆け付けてきた。


男子を見て、占い師は「紫蛆」に噛まれたのだと言う。むらさきうじ という人体に異常をもたらす害虫がいるのだそうだ。


話を聞いている間に男子の肩の向こうに、ロイコクロリディウムに寄生されたカタツムリの触角のように動く、鮮やかな紫色のものが見えた。


全長1.5センチほどだ。


「あれ違いますか?」と占い師に聞くと、占い師は「あいつだ!」と弾かれたように立ち上がり、紫蛆を雑誌で叩き潰した。



母親が男子を看病している。


男子は、紫蛆による障害の進行を止める薬を飲んで鎮静したようだ。


私はひと安心して入浴する。




風呂から上がると、男子はいなくなっていた。


リビングにいた男性に「男の子がいません」と言うと、「あの足で逃げ出したの!?」とさもおおごとであるかのように叫ぶ。


言われてみれば確かにおおごとだ。安静にしておくべきなのは明らかだった。


「探しに行ってくる」と言うので私もスニーカーを引っ掛けて付いて行く。



玄関から出ると、男性は私の主治医になっていた。なぜか祖母が飼っているチワワを抱えている。


「多分、私の母親を探しに行ったんだと思います」と言うと、「あんな恐ろしい人なのに?」と主治医は顔をしかめる。


人の母親を「恐ろしい人」とは何事だと思ったが、口には出さず代わりに「根は優しいですよ それにあの男の子の事を良く看病してたので」と言う。



「だとしたら、ヴィンテージガーデンにいるはずですね」と主治医が言う。


ヴィンテージガーデンとは、この建物の商業施設部分にある植物庭園の事だ。


私の母親はこの時間、そこを散歩しているらしかった。


「何階でしたっけ」と聞くと、「荷物置き場の近くだったから、多分下の方…」と言う。


しかし案内板を見ると、荷物置き場は1階でヴィンテージガーデンは6階だった。


主治医はいつの間にか友人にすり変わっており、「全然違った~!」と大笑いしている。



エレベーターで6階に到着し、ヴィンテージガーデンへ向かう。その道中でも男子を探すが、それらしき姿は無い。


向かいの通路に別の友人らしき後ろ姿を見つけた。先程一緒に映画を見ていた友人だが、なぜか中学生の頃の姿をしている。


「あれ〇〇じゃない?」と同行していた友人に聞く。