夢日記

自分用

033

2019/1/22

 

5歳くらいの妹がいるという事になっていた。



和室で遊ぼうと言われたので向かう途中、廊下の方から不可解な音がする。

 

幻聴かと思った矢先、妹が「ドアが開いた音がする!」と叫ぶ。

 

下越しに玄関を見ると、扉が半開きになっている。妹が好奇心のままに走っていこうとしたので、「ここで待ってて!」と慌てて引き留めて私が玄関を見に行く。



誰かが開けているのかと思い力強く扉を引いたが、扉は思いの外あっけなく閉まった。

 

覗き穴から外を覗くが、扉の向こうには誰もいないようだ。

 

「ドア壊れちゃったんじゃない?」といつの間にかすぐ隣に来ていた妹が言う。非日常的な体験にわくわくしているようだ。

 

「そうだねぇ でも鍵閉めたからもう大丈夫だよ」と言い、また和室へ向かう。




和室で私がおもちゃを出している時、再び音がした。玄関扉の鍵が開けられ、扉が開けられる音だった。

 

ぞっとして振り向くと、妹が玄関へ走っていくのが見えた。私は「ちょっと待って!」と立ち上がるが、なぜか足を滑らせて転倒する。

 

私が玄関を見た頃には妹はいなくなっており、玄関扉はまた開けっ放しになっていた。



外へ飛び出すと、眼鏡にスーツに帽子を被った小太りのおじさんが去っていくところだった。

 

「妹見ませんでしたか!?」と咄嗟に聞くが、おじさんは無言で振り返りニコニコと笑っている。

 

おじさんの持っていたトランクケースがひとりでに開き、中から虫眼鏡がふたつ連なったような妙な物がこちらへよたよたと飛んできた。

 

思わず受け取る。すると、どういうわけか妹の事をすっかり忘れてしまった。

 

おじさんは「また来るからね」と優しい声で言う。

 

去ろうとするおじさんに「あの、できればドア開けるときはピンポンしてからにしてください」と頼む。