夢日記

自分用

069

小中学校の頃の友人と、夢でよく見る町を散歩している。

私たちは中学生くらいの年齢になっていた。

いつの間にか夜になっている。
他愛もない事を話しながら住宅街を歩いていると、視界の隅に何かが見えた。
塀の向こう側に、背丈2.5メートルほどはありそうな顔の無い巨大な二足歩行の猫?が俯いて佇んでいる。
友人が「猫だ!」と叫んで走り出した。
私も慌ててその後を追うように走る。

f:id:totrak:20210930181638j:plain




場面が変わり、私たちはスキンヘッドでグレーのTシャツを着た、芸人のような独特な雰囲気の殺人鬼に追われている。
私は小学生になっているようだ。
友人も知らない小学生になっており、4人ほどに増えていたが、それでも友達だという認識が私の中にあった。

すぐ背後まで殺人鬼が迫っているのが分かる。
私たちは駐車場に逃げ込み、適当な車の下に各々滑り込んだ。

殺人鬼が逃げ遅れた友達の一人を突き倒すのが見えた。
殺人鬼はうつ伏せに倒れた友達の上に馬乗りになると、頭を両手で掴みアスファルトに顔を乱暴に擦り付け始めた。
みるみるうちに友達の顔が血肉と砂利でグチャグチャになっていく
小学生の私は恐怖のあまり固まっている。


私は突然その「小学生の私」から分離した。
夢の外から小学生の私に声をかける。
画面を覗き込むような感覚で「そこは夢の中だから逃げられる、大丈夫だよ、Skyの「ホームに戻る」機能使ってみて」というような事を言った。
Skyとはゲームであり、「ホームに戻る」というのはいつでもどこでも使える帰還機能だ。
小学生の私は怯えつつも「でも友達が…」と言い帰還する事を渋る
夢の外の私は「そこ夢だから、大丈夫だからさ その子も、ほんとは現実にはいない子だから」と努めて穏やかに説得する。
小学生の私は未だ理解できていない様子ながらも、ようやく必死にどこかへ消えた。「ホームに戻る」を使ったようだ。
私はこれでよし、と思い自主的に夢の中に戻った。
ここからの視点は何者でもなくなる。



殺人鬼は動かなくなった子から手を離すと、ロリコンロリコンどうこうと叫びながら歩き出した。よく分からないが、妻を探しているらしい。
「お隣さんの南小のロリコンと一緒になあ ロリコンを一緒に遊んでなあ」
殺人鬼は「ロリ」と言いたいようだ。
視点はちょうどMinecraftのスペクテイターモードのように、全ての物を突き抜けながら滑るように移動する。近所に警察がたくさん立っていて、殺人鬼の襲来に備えているのが見える。
殺人鬼の声が近付いてくる。


視点はコンビニのトイレに入った。
殺人鬼の妻はたくさんの警察に囲まれてトイレに隠れていたが、そのトイレにはなぜかドアがない。
細い通路の奥にぽつんと便器だけが置いてあるようだ。
視点は妻に乗り移った。

殺人鬼は妻に吸い寄せられるようにトイレに押し入ってきて、薄ら笑いを浮かべながらこちらへ無理矢理に手を伸ばしてくる。
警察の制止もむなしく、妻は顔面を掴まれた。
視点は殺人鬼の妻から逃げるように飛び出し、そっと遠ざかる。

視点は振り返る。
通路のようなトイレの奥で、殺人鬼の妻は片目を抉り取られて頽れている。