夢日記

自分用

076

バイクに跨ったリーゼントの古風なヤンキーが主人公のアニメ映画を見ているようだ。
リーゼントは赤い鉄骨でできた橋の上で一両しかない赤い電車と並走し、その中にいる敵を追っているようだ。

躍起になってスピードを上げるリーゼントの背後から「情けないな」と老人の声がした。
リーゼントがコミカルな驚き方をして後ろを振り返り「シェンロン!」と叫んだ。
シェンロンと呼ばれた老人はリーゼントの真後ろから突如現れた。白く長い眉毛と髭を持ち、袖の長い緑色の中華服のようなものを着ている。
腕を組んで、彼自身のバイクの上に胡座をかいている。
シェンロンはその姿勢のままバイクを操り、リーゼントの横をすり抜けるようにして画面手前へ通り過ぎて行った。
リーゼントのバイクはバランスを崩して倒れ、リーゼントは並走していた電車に咄嗟に飛び移った。

リーゼントは突然竜の姿に変身した。力尽くで電車を破壊するつもりのようだ。
一方シェンロンは胡座をかいたままロケットランチャーのような銃器を担ぎだし、それを電車に向けた。
そして、車両に絡まりつくリーゼント竜を意にも介さない様子で銃器を乱射し始めた。
ロケットランチャーのように見えたが対戦車砲のようなものらしく、それであってマシンガンの如き勢いで連射している。
リーゼント竜は怯えてくねくねと動き、最終的に電車の屋根の上で縮こまって球体のようになった。
電車が止まり銃撃が止むと、球体の中から竜の頭がこちらの様子を伺うようにそろそろと出てきた。
弾はリーゼント竜には当たらなかったようだ。