夢日記

自分用

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工業が盛んな海辺の街に、10メートルほどはありそうな異常な大きさの人喰いイタチが現れた。
私はその街にあるマンションに住んでいた。いつもベランダから、イタチが海から陸へ上がってくる様子が見える。
私は興味本位で連日そのイタチを見に行った。

私が人喰いイタチを見る為に訪れた飛行場の様な場所にて、すぐ側で小さなトラックが横転し、荷台からぶちまけられた液体が突如発火した。
近くにいた警備員が燃え上がり、それを消火しようとしたもう一人の警備員の手にも火が燃え移る。
パニックになっているそこへイタチがやってきて、火をものともせずに警備員を二人とも食べた。
その場にいた私も食べられたが、幽体離脱のようなかたちで自分の死体から抜け出して無事だった。

私は連日人喰いイタチを見に行っては食べられ、その内にどういうわけかイタチを手なづけた。
イタチは姿を変え、通常サイズより少し大きめの真っ白なオオカミになった。

私は犬の散歩をするようにオオカミを散歩させている。歩き疲れれば乗ることもできた。
わたしは腕や手を食べられても再生する事ができたため、根気よくしつけてオオカミを従順な子に育てた。

姿形も変わった上に気性も穏やかになった。加害性は最早感じられない。このオオカミはあの人喰いイタチには全く見えなくなっていた。
これで、人喰いイタチを討伐しようとする人たちに見つかっても大丈夫だろうと安心した。
この子がたくさんの人間を喰い殺した過去を持っている事を気の毒に思い、食べられた人達には悪いがそれをどうにかなかった事にしたいと考えた。