夢日記

自分用

081

女子高校生?の二人のアニメーションのようなもの
片方はオレンジ髪を巻いたサイドテールでジャージ?を腰巻きにした活発そうな子、もう片方は突然現れた人外らしく白髪でショートカット、目も白っぽく無表情といういかにもな印象の子だった。二人とも同じ制服を着ている。
二人はアーケード街を歩いてどこかへ向かっている。アニメによくあるように、二人は非常に分かりやすく周囲の視線を引いていた。



謎の研究所のような場所にいる。
これは白髪の視点であり、過去の回想的なものであるようだ。
その部屋は床や壁の質感から一見デパートなどによくあるキッズスペースのように見えたが、その内装は薄緑一色で照明は蛍光灯であり無機質な雰囲気だった。
オフィスにあるような一面ガラス張りの壁が向かって左にあるが、外は霧がかかっておりよく見えない。ただここが相当な高所である事だけは分かった。
部屋は結構な広さがあり、左奥の方に扉のない出入り口が見える。その向こうでは、白衣を着たおじさんたちが何やら小声で会話をしている。

部屋に家具らしい家具は無く、ただ床に空き缶ほどのサイズのアルミ製の様々な色の長方形が、少し雑に輪っか状に並べられていた。プラレールを思い出した。
長方形の輪の中には巨大なビスマス結晶でできた高層ビル群の模型のような物が置いてある。

視点の主(白髪)はほとんど無意識に緑色のアルミ長方形に触れ、少しだけ位置をずらした。すると、緑色のアルミ長方形は薄いオレンジ色の長方形になった。
部屋の外にいた白衣のおじさんたちがこちらを見てどよめき、駆け寄ってくる。水中にいるかのようにその音がくぐもって聞こえる。
おじさん達はオレンジ色のとそうでないアルミ長方形を交互に指差し、何かを伝えようとしている。
何かをさせようとしている事は分かるが、音が良く聞こえない。
視点の主がオレンジ色に触れようとすると白衣に手を掴まれて止められた。
驚きつつ、それならばと他の色の位置を少しずつずらしてオレンジ色に変えていく。

白衣たちは興奮した様子でそれを見て口々に何か喜びの言葉を交わしていたが、視点の主が全てのアルミ長方形をオレンジ色に変え終わると、一旦鎮静し改まって立ち上がり、こちらへ拍手喝采を送った。



場面が変わり、オレンジ髪の女の子がシンプルなバイクに跨っている。
白髪の女の子はそれに倣って恐る恐るお揃いのバイクに跨った。
これまでオレンジ髪は白髪に、バイクの乗り方を教えてきたようだ

ここは広く浅い橋の上のようだ。10メートルほど前の方に整備された人工的な川が見える。
オレンジ髪は眩いばかりの笑顔を向けて白髪に何かを言うが、やはり音はくぐもってよく聞こえない。
しかし白髪はオレンジ髪の言う事を雰囲気で理解したようで、小さく頷いた。
オレンジ髪は、白髪がバイクに乗れるようになったら一緒にこの川に飛び込む事を夢見てきたらしい。側から見ればよく分からないが、白髪はオレンジ髪を信頼しているためその夢に共感を示しており、今日が実行の日のようだ。

オレンジ髪は白髪に分かるように手で3を示した。カウントダウンのようだ。
2、1、の後、オレンジ髪は開いた手を思い切り前へ振り下ろした
前傾姿勢で勢いよく発進するオレンジ髪と対照的に、白髪は同じスピードで発進こそしたもののバイクに置いていかれるように仰け反っている。
それでもどうにかバイクにしがみつき、オレンジ髪の方を見やる。オレンジ髪もこちらを見て心底楽しそうに笑っていた。

二人は橋から飛び出した。
しばらくのスローモーションの滞空の後、川に突っ込んで水飛沫が画面を覆った。

白髪はすぐに川から浮上し、周囲を見渡してオレンジ髪を探す。
側の川べりの階段にバイクが引っかかっており、タイヤを空回りさせて物凄い勢いで水柱を上げ続けている。
白髪はそのタイヤを躊躇いなく素手で止めた。そして再びオレンジ髪を探す。
水面は静かだ。白髪は不安になったのか、ここへ来て初めて口を開くとオレンジ髪の名前を呼んだ。
するとその背後の水中からオレンジ髪が飛び出し、白髪に抱き着いた。
突然音がクリアに聞こえる。
オレンジ髪は飛び跳ねながら明朗な声で「〇〇のおかげで夢が叶ったよ!ほんとにありがとうね!」と何度も繰り返した。〇〇はおそらく白髪の名前だろう。そして「無茶な事に付き合わせてごめんね」と肩をそっと掴んできた。
白髪は「ううん、楽しかった」とはっきりと言葉にして返した。オレンジ髪はまた嬉しそうに笑って飛び跳ねながら白髪に抱きつく。