3Dで作りかけのような、真っ白な部屋の中にいる。床と壁は所々
カウンターのようなものや棚のようなものがまばらに壁にくっつい
私は小学生くらいの年齢になっており、当時の友人と共にこの部屋
私は慌てて階段を駆け降りた。友人は階段の下でにこにこしている
階段はまるで一枚の紙でできているような構造で、私は下から階段
抜け落ちた部分の真下に、この空間に似合わない鋭く細長い錆びた
友人はいつの間にか、部屋の対面の壁際でカウンターのような四角
夢の中の私は今までこの部屋の中で何度もトラップに掛けられそう
しかしその全てが友人によるものだったことを確信したのは今が初
一応既に私の中にその疑念はあったようで、私はすぐに友人の元へ
友人はにこにこしている。
「ほんとに〇〇(友人)がやってたの?まだあんまりよく分かんな
「何でそんな事するの?」と口に出した瞬間、突然悲しいような何とも言えない気持
何を聞いても友人はただ笑うだけで一切答えなくなってしまった。
この友人は当時の私の感覚からすると不良、悪戯っぽいところがあ
私は感情を表すのが下手な自覚がある。
今回ばかりは怒っている事をちゃんと伝えないといけないと思い、
しかしそれごとに友人は笑う。まるで暖簾に腕押しだと感じた。声
ふと友人の顔が真っ赤である事に気付いた。無理矢理笑っているよ
そういえばこの友人が悪さをした後に泣いたり謝ったりする所を見
私は怒るのをやめて、友人に「ちなみに何か目的があってやってた
友人は一瞬拍子抜けしたように見えたが、すぐにへらへらとした調
やはり笑っているが少しぎこちなく見えた。
初めから冷静にこう聞けば良かったのだ。やっぱり怒ったりするん
直後にこの友人が私の習い事のせいで疎遠になった不登校の子であ