夢日記

自分用

091

私は薄型のメーヴェのような簡易的なグライダーに似たものを装備している。

羽ばたくタイプのもので、前に飛ぶには勢いが必要だったり滑空以外は中々難しかったりと使い勝手は悪かったが、それでも町中を飛ぶ事ができるのはやはり楽しかった。


私は練習を重ねて比較的高度のある場所まで飛んで行けるようになった。

偶々着地した建物が少し変わった構造をしており、ビルの15階ほどの高さのフロアの一角が植物庭園のようになっていた。庭園と室内はガラスで仕切られており、室内から庭園を見ると動物園の展示のような感じに見えた。


庭園側に蛇が展示されていたはずだったのだが、なぜか室内の方にいた。

周りの客が逃げ惑う中、そのフロアに着地したばかりの私はその状況に気付いていなかった。

赤と緑のつやつやした苺のような小さな物体が廊下の隅に落ちている。

近付いてみるとそれが蛇だった。とぐろを巻いていたようだ。

蛇はこちらに向かって猛然と這い寄ってきた。

咄嗟にジャンプして避けようとしたところ、現実で実際に足を縮めたらしく勢い良く目が覚めた。

一緒に寝ていた猫が驚いて逃げて行った…



私はもう少しグライダーで遊びたかったのでそのまま二度寝をした

私は今度は見知らぬ寂れた町に居た。グライダーは装備したままだ

町中を低く滑空しながら見て回る。かなり治安が悪そうだ。

鉄コン筋クリート」の宝町から住人が四分の三ほど減って十年近く経過したような雰囲気だ。


吹き抜けのある大きな建物を見つけた。

私はSkyというゲームの飛行テクニックである垂直飛行という真上に飛び立つ技を身に付けていたため、吹き抜けを通って最上階へ行くことができた。


最上階は滅びた九份のような雰囲気の内装をしており非常に素敵な場所だった。

しかしどうやら違法風俗店が多数立ち並ぶ不穏なフロアである。作り物の観葉植物の鉢植えの中に注射器が捨てられているのが見えた

内装が好みだった為しばらくこそこそと歩き回って観光していたが、突然背後から声を掛けられた。

振り返ると以前かなりしつこく付いてきたおかしなスカウトマンがいた。


「来てくれたんですか」と言うので勘違いされてはまずいと思い、咄嗟に吹き抜けへ走り込んで下へ飛び降りる。

建物の外へ出て再び垂直飛行をし、色褪せたアドバルーンのような物の上に着地して下の様子を見る。

スカウトマンが電話をしながら建物から出てきて、辺りを見回している。

本来立ち入ってはいけないフロアだったらしい。