夢日記

自分用

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どこかの小学校の体育館で、シャボン玉を作るという謎の授業をやっている。シャボン玉液として生徒たちが作っていたものはねるねるねるねに良く似た粘性の何かだった。

ふと部外者らしき男性が当然のように入って来て、水色のシャボン玉液を大きなバケツ数個にいっぱい作ったからみんなに分けてあげる、というようなことを生徒たちに呼びかけている。

「今考えると、あの時間であれだけの量を作るのは難しい事だと思うのでー」「あらかじめ用意したものを犯行のために持ってきたんだと思います」と白いテロップが下に表示された。

これは事件を追ったドキュメンタリー番組であるようだ。

私はそのあと何が起こったのかを知りたくなかったのでその夢を終わらせた。





凶悪犯罪をしたおばさんとおばあさんが真夜中の鬱蒼とした森の中で死のうとしている。

自然にできたコンポスターのような棺が縦に二つ並べられている。二人はその中に入って腐った土を布団のように被り、大量の蛆虫や大きな幼虫やムカデなどを全身に纏わりつかせていた。

二人は仲が悪そうで、こんな状況でもちくちくと言い争っている。


おばさんがいよいよ死にかけた時、おばあさんはまだある程度元気だった。

未だに攻撃的な会話を交わしてはいたものの、おばあさんは内心焦ったような様子でおばさんの棺の中からムカデや幼虫を掴み取り、自分の棺の中に次々と入れていく。

なんらかの理由によって、二人は同時に死ななければならないらしい。


私は、その様子を見て虫に怯えその場から逃げ去る架空の人物になっていた。

下り坂のようになっている森の中を、パニックになっている様子を演じながら駆け降りる。

すると真っ黒だった空がどんどん明るくなっていく。そちらに気を取られていると突然森が終わり、私は開けた道路沿いの歩道によろけながら飛び出した。

どこか外国の郊外のような感じだ。歩道はやけに広く、標識などがなんとなく日本のものではないように見える。

歩道のすぐ向こうには異様な広さの駐車場があるが、停まっている車は一台だけだった。

少し遠くの方にこれもまた異様な大きさのコストコのようなものが見えるが、敷地が広く一階建てであり、そのことがよりここが海外であるような雰囲気を作っていた。


歩道の右の方から四羽の白い子うさぎが猛然と走って来た。

私が演じている架空の人物はあれだけ虫が嫌いなのだからうさぎもダメだろうとよく分からない事を考え、コミカルにウワーッと叫んで持っていたカバンを放り投げながら地面に転がり、飛び付いてきた子うさぎたちにもみくちゃにされる。

いつの間にか子うさぎ達は大型犬の子犬になっていた。私は役に徹しなければならなかったはずなのだが、子犬が可愛かったのでそれを放棄し子犬と遊ぶ事に専念し始めた。


うさぎに飛びかかられた時に投げた鞄を拾うべきだが、周囲に人がいなかったのであとでで良いかと思いしばらく放置していた。

するといつの間にかそこに小太りな海外のおじさんが一人立っており、鞄を拾ってこちらに渡してくれた。
英語で謝罪とお礼をすると「日本語できるから日本語でいいよ」と言ってくれた。


私たちはなぜか一緒にコストコ?の中を通り抜けようとしている。

おじさんはすごく流暢にたくさんの日本語を話してくれた。しかしその内容は国内でよく語られる非倫理的な陰謀論そのものである。

海外の人にこうして冷静に語られると、それが詭弁であると分かっていてもなぜだか謎の説得力を感じてしまう。

その事を不思議に思い、おじさんの話を聞き流しつつ頭の中でその理由を考察しようとする。



店内を通り抜けた頃にはおじさんはいなくなっていた。

コストコ?の向こう側は見慣れた日本の風景であり、細い道路や小さな駐車場、上にマンションのついたコンビニなどが所狭しと立ち並んでいる。


すぐ側にあったバス停のような場所に父方、母方の良く知る親戚が全員揃っており、無言で並んでバスを待っていた。全員が喪服を着ている。

私は当然喪服ではないので焦ったが、黒のスカートに白いシャツブラウスという服装をしていたためまあセーフだろうと勝手に判断した。


私の母親がなぜか私と同じ歳くらいにまで若返っていたが、周囲の誰もそれを気にしていない様子だった。

そして父親は真っ二つになっている。

以前見た夢でも父親が真っ二つになった事があり、夢の中の私はそれを現実だと思っていたため「またか」「外でならないでほしいな」と呆れに近い感情を抱く。



私たちが乗るべきバスが近付いてきた時、母方の幼いいとこがおばさんと一緒に私の所へ来た。

いとこはもじもじしている。おばさんはいとこをフォローするように「ごめんね、〇〇ちゃん(私)と隣の席に座りたいんだって」と申し訳なさそうに言った。

私は嬉しく思って快諾する。


バス車内で、いとこはリュックの中身を膝の上にひっくり返した。ポケモンのぬいぐるみやLaQで作った車などが大量に出てくる。

私は、いとこが意気揚々とそれらの説明をしてくれるのを明るくオーバーリアクションをしながら聞いている。

しかしこれは葬式に行くためのバスである。こんなに盛り上がっているのは私たちだけで、他の親戚は誰一人として一切の会話すらしていない。

そもそも私は今誰の葬式に向かっているのかも知らずにいるのだ。これでは良くない。

漠然とした焦りを覚える。