夢日記

自分用

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思い付きで、友人と一緒に部屋を風船で満たそうとしている。

 

友人は簡単そうに風船を膨らましては手際良く吹き込み口を結んでいくが、私はいくら頑張っても一向に風船を膨らますことができず、吹き込み口を結ぶ手付きも覚束ない。

驚いたといったふうにふざけた調子で何も上手くできないと友人に言うと、友人もふざけてこちらを小馬鹿にしたように笑いながら小さなおもちゃのポンプのようなものを渡してくれた。

それを使えば夢の中の私でも風船を膨らますことができた。



先程まではオーソドックスなゴム風船しかなかったが、いつの間にか私たちの周りの風船は様々な形のパーティグッズじみたものばかりになっていた。

友人は脳の形の風船を膨らませている。

私はふと目についたかえるの形の風船をポンプに取り付けた。

 

私は膨らむ風船を見て、「かえるストロー」という遊びがある事を思い出した。

かえるのお尻にストローを刺して思いきり息を吹き込み、破裂させて遊ぶというものだ。

私は自然生息のかえるを見た事すらもないが、実際にやってみたらどのようになるだろうと空想した。

 

空想の中でかえるが破裂した直後、隣で突然友人が風船を破裂させた。

その音に驚いてそちらを見た拍子に私も手元の風船を破裂させてしまった。

自分の風船に目を戻すと、破裂した風船の中から内臓が飛び散っている。腹部に違和感を覚えて服を捲ると風穴が空いていた。

残虐な事ばかり考えているからとうとうバチが当たったのだと思った。

一方友人は脳の形の風船を破裂させたため脳を失ったらしく、頭がへこんでいる。

自分の罰当たりに友人を巻き込んでしまったようだ。