夢日記

自分用

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六人組の若い男女が即死トラップに満ちた場所から脱出しようとしている。

アパートの一室のような狭い部屋の中に、六つの四角い穴のあいた大きな機械がある。

この中に何かがあるのではないかと考えた一人が機械に上体を突っ込むが、起動した機械に案の定お腹を挟まれた。

中から「死んだ」と声がする。

他五人は「生きてない?」「なんで生きてんの」と言いつつ挟まれた人がどのみち助かりそうにない状態であるため、次々と躊躇なく機械の中を覗き込みに行く。

全員死ぬと生き返って中間地点からやり直せるらしい。

 

六番目に覗いた穴の中に鍵があったらしいが、その報告をした直後にその人は挟まれて反応が無くなった。

残り四人はお互いを挟む機械を起動させる為のレバーをせーのの掛け声で引き合い、「タイミングがずれて危ない」など些細な事で笑い合いながら全員挟まれて死んでいった。

 

全てが終わり機械が開いたところで、未だに生きていた一人目が機械の中から這い出て来た。

上半身と下半身が切断されているが断面はざくろの実のようになっておりさほどグロテスクではない。

一人目が「生きてる人ー?」と呼びかけるが誰も返事をしない。端から順に機械をドンドンと叩きながら呼びかけていくと、六人目が機械の中から「あー」「寝てた」と気怠げに返事をした。

 

一人目はまだ元気そうだが六人目は今にも死にそうだ。

一人目が機械の中から出られない六人目に鍵を握らせ、もう片方の手を掴んでどうにか外へ引きずり出した。

あとはこの二人が死ねば全員で生き返って鍵を使い、脱出することができる。

二人は自分たちがもうじき死ぬことを見越して「じゃあ行こう」「他は置いてくか」とふざけだし、ドアまで這っていって鍵を開けるふりをして遊んでいる。

 

視点が六人目のものになった。

死にかけているせいか遠くの景色が奇妙なピンク色に見えたり、地面や壁の模様が流動的に動いて見えるなど様々な幻覚が起きている。

朦朧としたまま「青春だなぁ」と訳の分からない事を言い出して一人目に笑われている。