夢日記

自分用

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現実にはいない知り合いの乱暴な男子が自宅である屋敷の屋上から飛び降りる瞬間を見た。

彼は直前に屋上で父親から「飛び降りろ」と命じられたようだ。

彼には姉と弟がいたが、厳格な父親が彼の粗暴さを嫌ってか彼だけに執拗に虐待をおこなっていた。

 

私は彼の姉や弟とも面識があったが、彼らは男子への虐待に参加していないと言っていた。

姉は父親の行いを「やりすぎ」と諌めていると言っていたし、弟は兄をよく「大丈夫」「かわいいぞ」と言って慰めるような言動を見せていた。

 

場面が変わり、その家の夕飯の様子を固定カメラのような誰のものでもない視点から見ている。

被虐待児である男子の食事のみなぜかミキサーにかけられて中途半端な液状になっており、見た目が非常に悪い。

味も相当悪いようで、男子はそれを必死に口に運びつつ何度も吐きそうになっている。

姉は「やりすぎじゃな〜い?ちょっと〜」と半笑いで父親の肩を撫で、弟は男子が嗚咽する度に「かわいいぞ!兄ちゃん大丈夫、かわいいぞ!」と囃し立てておちょくるように兄の顔を覗き込む。

実際に見てみると彼らの様子は私が想像していたよりもずいぶん嫌味ったらしく見えた。







家の近くのコンビニから家まで飛んで帰る。

本当は何かの法律に触れると分かっていたが、空を飛ぶ楽しさの前ではそんな事はどうでもよかった。