夢日記

自分用

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夢メモまとめ

 

23/10/24

何か生き物を殺そうと考えてペットショップへ大きめの虫を買いに行く

小動物はアウトだけど虫ならセーフだと自分に言い聞かせていたがいざ買って眺めていると愛着が湧いて殺せなくなる

これを連れてどこか遠くへ旅をして、この虫が死んだら私も死のうと思った

 

 

23/11/10

映画ドラえもん 新のび太の破壊光線

 

 

23/12/9

友人と夜明けの住宅街を歩いている

複数の小さな黒い雲が泡のように蠢いていた

友人と共に「空キモ!雲キモ!」などと騒ぐ

その後青い大きな球が空模様を一変させながらゆっくりと降ってきた 隕石だ

この後の破滅を想像したが不思議と怖くはなかった

しかし予想に反して隕石は不自然に軌道を変え、地面に衝突する事なくこちらへ向かってきた

そして近くの曲がり角で急カーブし突き当たりの空き地のような場所に着弾した

「隕石じゃなくて波動弾だったんだね」「見に行こう!」

着弾地点へ野次馬に向かおうとすると、そちらから大量の波動弾が放たれるのが見えた

慌てて引き返し曲がり角に身を隠す しかし波動弾は何らかの力によって進路を捻じ曲げられ、Uターンして空き地へ戻って行く

空き地の方から断続的に爆発音が聞こえた

 

誰かがやられたらしい 救急車が来てスーツを着た背の高い人が担架に乗せられるのが見えた

その人は頭部がI字磁石になっており、傍にはその頭部と同じサイズ感のU字磁石が転がっていた

人ではない何かによるテロ行為であったようだ

 

 

23/12/10

高校に行くのをサボる

健康診断があったらしく学校のサイトのバナー部分の所に「○○科2番〇〇、13番〇〇、21番〇〇 職員室へ来てください」と書かれてしまっている

このままでは親にバレて殴り飛ばされるだろう

しかしどうしても学校に行く気が起きなかった

 

 

電車が緊急停車してダイヤがめちゃくちゃになり、次の駅から特急に切り替えますというとんでもないアナウンスが流れた

私の目的地は4つ先の駅であり、特急では通過されてしまう寂れた駅だ

私は次の駅で慌てて降りた

しかし私が降りた後、電車が特急に切り替わった様子は無かった 先ほどのアナウンスは無かった事になったらしい

再び電車に乗り込もうとすると、目の前で物凄い勢いで扉が閉まった

「駆け込み乗車はおやめください、次の電車をご利用ください」と車掌さんの苛立った声でアナウンスが流れる

 

 

23/12/25

父方の祖父の葬式に出ている。

喪主である祖母はあまり言葉を発さずどこか遠くを見ており、長男である私の父が実質的に喪主の役割を務めていた。

 

棺の中の祖父の顔を眺めていると、背後から祖母が「どちら様でしょうか?」と話しかけてきた。

「生前のこの方と親しかった者です」と曖昧な返事をすると、「あら、ほんと?初めましてよね、ありがとうね」と祖母はにこやかに言った。

 

 

23/12/27

眠れない夜はあなたを殴れば
ちっちゃな頬の鮮度が増すけど

 

24/1/5

母親が怒って家に火を放って出ていく

実在しない妹と共に火を消す

妹が「私捨てられちゃうかも」と言うので「捨てられるとしたら私が先だから大丈夫だよ」と言う

 

 

24/1/6

窓の外にpoppy playtimeのハギーワギーのぬいぐるみが挟まっている

はじめは放置していたが数日経ってからそのぬいぐるみが動いている事に気付いた

これはぬいぐるみではなく着ぐるみを着た人間だ 数日間動かなかったのできっと中で死んでしまっているのだろう

 

 

24/1/7

レトロな看板が複数枚

塀に登って細長い看板をもらう

木の上に動物がいる

うさぎを拾い上げるとうさぎの左目が何かに寄生されている

おじいちゃんがうさぎの左目を引き抜く

 

場面が変わって自宅

スマホで調べると寄生生物はアニサキス的な何からしく人にもうつるらしい

ふと布団に視線を落とすとちぎれた寄生生物が蠢いている

コロコロを持って来て1匹ずつ取る

 

右手の人差し指にネジが刺さっている事に気付いた その傷口に寄生生物が集っている

洗面所へ行きネジを力ずくで引き抜く 寄生生物が指の中に潜り込もうとするので指を圧迫して押し出そうとすると、血と膿とクラッシュゼリーの混ざったようなものが傷口からドバドバと溢れ出てくる

 

 

家に帰りたくなくて夜中に外をウロウロしている 適当に道を選んで進む

 

家に帰ると昼になっていた 弟と弟の友達が家に来ていたが今から帰る所らしい

母親がひどく不機嫌だった 私が家に帰らなかった事で何か不都合があったのだろうと思った

母親は私の手を取り爪を立て、鬼の形相をしながら「〇〇ちゃんのせいだからね」「(弟)くんの友達に謝ってきて」と小声で言う。

私は玄関へ行き「何か迷惑かけちゃったみたいで、ごめんね」と言うが弟とその友達は「何が?」「何の事?」と顔を見合わせる

弟が「ママの機嫌悪かった事?」と聞くので「そう、それ」と返しておいた

 

 

現実の自宅ではない場所にいる

母親の機嫌が悪くベランダに閉め出されていたところ、洗濯物を干す為に母親もベランダへ出てきた

気まずく感じてベランダの端の方で柵に寄りかかって外を見ていると、上の階からテレビが降って来た

そのまま地面に叩き付けられたらしく鈍い音が響く

音に驚いた母親が叫び声を上げる

続けて椅子やパソコンなどが立て続けに降って来る

母親は何が起きているのか分からず、ただ閉め出されてぶすくれた私が家の物を落として破壊していると思ったようで、私の所へ走って来て腕を掴むと柵から引き剥がした。

このままでは殴られると思い「私じゃないよ」「上の階から降って来てるんだよ」と努めて落ち着いて話す

母親は嘘だと思ったようで怒り心頭といった面持ちになり唇を噛んだ。私の母親は人や物を殴る前に必ず唇を噛む

そこへ再び何かが落ちて来ているのが視界の端に入った

助かったと思い嬉々として「ほら見て!」と指をさすと母親もそちらを向いた

落ちて来たのは3歳ほどの幼児だった

 

 

24/1/9

不定期的に災害のような形で世界の常識が狂ってしまうらしい

警報が鳴ったのでその場にいた人たち全員で固まり、スーパーボールをできるだけ力強く投げて弾ませながら「重力は上から下」と繰り返し唱え続ける

 

 

24/1/26

荒廃した世界

親しい女性がグラエナに襲われ、治療の為にグラエナの死骸が必要だ

 

ポチエナを自転車で轢いてグラエナを誘き出す

自転車で必死に攻撃をかわしながら蹴ったり轢いたりするが埒が明かない

前足がタイヤに絡まったので自転車を乗り捨てて下敷きにし、包丁で刺し殺そうとする

殺す直前になってグラエナの姿が自分の飼い猫と重なる

「ごめん」「ごめん」と何度も謝ってから腹を裂き内臓を全て出して殺した

動揺で目が覚めそうになるが、死骸を女性に届けてから起きなければこのグラエナの命が無駄になってしまうと思い踏みとどまる

 

グラエナの死骸を抱えて女性の元へ帰る

腕の中でそれは飼い猫や祖母の犬の姿に変わっているようだったが直視しないようにした

これが終わったら自殺していいから落ち着いて帰ろう、と自分に言い聞かせながら走っていたところ足が攣って起きてしまった

 

 

戦時中の軍需工場

成績優秀な男性作業員には一人一つの箱が与えられる

その中には生きた女性の頭部が入っている 負傷等で作業を続けられなくなった女性はこうして国の役に立つのだという

取扱説明用のポスターに「丁重に扱わなければ医療を尽くして生かしている意味がありません」といった事が書いてあったが、実際は性欲処理等の為に乱雑に扱って殺してしまう男性が多いのだと職員が仕方なさげに笑って話していた

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自宅マンションに似た知らない場所にいる。

日差しが異様に強く、廊下や壁には墨で描いたような影が落ちている。

 

少し離れた所に隣の号室があり、私の住んでいる号室との間にケージが複数置いてあった。

ケージの中にはポケモンのポッポに酷似した大きな鳥の死骸、ゴールデンレトリバーの死骸、猿の子供の死骸などが入れてあった。

 

隣人は何かの研究をしているようで、そのために定期的に沢山の死骸を仕入れるらしい。

私はそれらを物珍しく思い、スマホカメラで一つずつ写真に収めていく。

 


撮影中に気配を感じて振り返ると、マンションの廊下の外側で誰かが棒立ちの姿勢で斜め向きに浮いていた。

逆光が強すぎて顔はよく見えなかったが、私は直感的にそれを姉だと思った。(私に姉はいない)

 

「そこ暑くない?」「日陰入ったら」等と何度か声をかけるが反応は無い。

聞こえていないのかと思い手招きしてから日陰を指差すと、姉は私を指差した。

 


 


やけに紐の短いヘリウム風船を持っている。

当然離してはダメだと思い込んでいたが、途中でその風船が見知らぬ子どもの幽霊である事に気付いた。

成仏させようと思い手を離して空へ飛ばす。

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日本ではないどこかにいる。

閉塞的な黒いバンに乗っており、誰かの葬式場に向かっているようだ。

私の周りには中年の男女と年上の女性、見えない誰かの気配が二人分居る。

全員知らない人だ。

彼らは私の知らない言語で和気藹々と話している。私は花束を持っていて、私だけでも厳かでいなければと思いばかに真面目な顔をして黙っている。

すると年上の女性が窓を開け、突然私から花束を奪い取ると車外へ投げ捨てた。

 

 

清らかで浅い川の中を歩き回っている。

足元を様々なお面が魚のような動作で泳いでおり、その中に混じって祖母の死んだ犬の頭蓋骨に似た何かがのたうつように泳いでいたので目を逸らした。

しかし、冷静に考えてみれば犬の頭蓋骨がこんなところにあるはずがない。これは偽物だ。

目障りなものを排除してやろうと考え再度足元に目を向けると、全てのお面が私の足を中心にして放射状に群がり静止している。

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すぐ近くに何者かの気配があり、家にあるコードを全て切れと漠然と指示してきている。

「これはあなたが悪魔である為の試練です」と話しかけてくる。よく分からないがその何者かは「複数の酸素の形」という存在であり私を取り巻いているようだ。

酸素なので私が自力でそれを振り払うことはできない。

 

複数の酸素の形は私が悪魔になりたがっていると思っているらしかった。

その為に私の生き方を律してくれると言うがそもそも私は悪魔になりたいと思ったことはない。

ただ得体の知れないものに生活を管理されるのが嫌だったので、適当に従って早く悪魔になって終わらせようと考えた。

すると複数の酸素の形が「素晴らしい、とても良い心掛けですね」とすかさず褒めてきた。

私の考えている事は筒抜けであるようだ。

「ただ早くあなたとお別れしたいだけですよ」と言うと「同じ事ですよ、お嬢さん」と宥めるように言うので少し腹が立った。

137

ガラス越しに小さな植物庭園のような一角を見ている。規模としては花壇に近い。

花壇の向こう側には薄汚れたアパートや、廃屋じみた様相を呈する背の低い雑居ビルが見える。

 

花壇の植物は全てがつぼみの状態だった。

「ここにある芽を摘む事は至極簡単です」とドキュメンタリー番組のナレーションのような声がする。

隣にいる何かの気配が話しているようだが、夢の中の私は一瞬たりとも花壇から目を離そうとせず、その気配が誰でどのような姿をしているのかは最後まで知らなかった。

何かの気配の手がガラスをすり抜け、一番端の方に植っている水仙の未発達なつぼみの根元を指先で摘むのが視界に入る。何かの気配の手は真っ白で石膏のような非生物的な質感をしていた。

何かの気配はそのつぼみを容易く折り、地面に落とした。

なんて事をするんだ、と私は心の中で憤った。

すると何かの気配はそれを察したかのように「まあ見ていなさい」と悠長な態度で言った。

 

花壇は加速し始めた。

早送りで花が咲く様子を見せてくれるようだ。

「人も植物も、生命を後の世代へ繋げる事を根源的な本能、喜びとしていますね」

何かの気配が話している間に、つぼみを落とされた水仙は異様な発達を見せていく。

茎が膨れ上がって帯化したサボテンのようになり、その直後ぐんぐんと上へ背を伸ばし始めた。

最終的には人の身長よりも遥か高く、およそ3mほどにまで成長した。

やがてランドセル程の大きさはありそうなつぼみができ、それが開くと直径1m程の大きな白いハスの花になった。

 

ハスの花は完全にこちらを向いて咲いていた。加速した花壇の中でも花はしばらく咲き続け、こちらを覗き込んでいるかのように常にフラフラと動いていた。

 

見渡すと周りの植物も一斉に咲いていた。その全てが白い花をつけている。

タンポポに似た綿毛が大量にできており、ハスの花が枯れ始めた途端それらが一斉に空へと舞い上がった。


「加速された種子はやがて町や人を滅ぼすでしょうが、恐れる事はありません。安心なさい」と何かの気配が言う。「あの全てに次世代の生命が託されていますよ」

とにかく明るい安村みたいだな、と思ってから、この下らない思考が何かの気配に察されていたら恥ずかしいなと感じ、慌てて違う事を考えようとする。

枯れたハスの花はしおれきって地面に横たわった。しかし尚もこちらを見ている。

花壇の奥に見えていたアパートや雑居ビルに綿毛が粘菌のようにこびりついていく。

136

食べる事が好きすぎて過食しては嘔吐する、という行為を頻繁に繰り返す肥満体の女性を可愛らしくコミカルに描いた、奇妙な趣向の漫画を見ている。

その漫画は一つのエピソードにつき二〜八コマ程度で構成されたものだった。


その肥満体の女性は心身に問題を抱えているため、彼氏と見られる男性が保護者のような立場で彼女の世話をしていた。

しかし彼が家を空けている間に、女性は毎回のように家にある食材を食べ尽くしては嘔吐してしまう。

彼女は幼児退行を起こしており、なぜ自分がいつも嘔吐してしまうのかを理解できていない様子である。

また、彼女は作中で言葉を発することは一度も無かった。


エピソードの内の一つに、彼氏によって「何か食べたくなったら水を飲んで我慢するんだよ」と釘を刺される、というものがあった。

すると女性はその言いつけを忠実に守るものの蛇口からコップに延々と水を注いでは飲み続け、結果やはり嘔吐していた。

その後彼女はお気に入りの土鍋に水を汲んできて、そこからとても小さなミルクピッチャーで水を掬って飲む事に留めようと決めた。

そうする事で水の飲み過ぎを自主的に防ごうとしたようだ。

しかし最終的には土鍋の中の水を全て飲み干し、土鍋の中に嘔吐していた。


そのエピソードのコメント欄には、読者からの「吐く直前に鍋の中に食べ物山ほど投げ入れてあげたい」という珍妙な感想が綴ってあった。

135

ごっこのようで少し違うゲームに参加させられている。動かずにいられた時間を競うらしい。

鬼はピエロたちだ。屋根の上をホバー移動する風船でできたものや、氷上を滑る小動物のような姿をしたものなど種類が豊富である。

捕まると死亡扱いとなり、直前のリスポーン地点に戻される。

 

プレイヤー同士も倒し合わなければならないらしい。攻撃を3回当てれば相手を倒すことができた。

ピエロに見つからない隠れスポットなどはプレイヤー同士で取り合いになっており、あまり長時間籠ることはできなかった。

 


プレイヤーにはそれぞれ能力が与えられており、私には大ジャンプの能力があった。

しかし短い制限時間内に着地しなければ死亡扱いとなってしまうため非常に使いづらい。

 

私は早くこのゲームをやめたかったので大ジャンプを使ってゲームエリアの外に逃げ出した。

それにより私は指名手配?をされてしまった。




不思議な道路を走っている。トンネルが多く頭上に高架や橋が大量に架かっている。

私はここで人に見つからずに隠れられる場所を探しているようだ。

道路沿いに、二つの橋と一つのトンネルの入り口になっている入り組んだ地点があり、私はそこの隙間に入り込んで体育座りになって寝たふりをした。

道行く人々はほとんど私がいる事に気付かずに通り過ぎてくれるものの、数人に一人ほどはこちらに気付いた様子を見せる人がいた。

 

通報を受けたのか警備員の格好をした初老の男性アイドルがやってきて、どこかに電話をかけ始めた。

「今日は9人、爺さんが西に3人南に2人。婆さんが東西南に1人ずつ。それから俺は今北にいるんだけど、ここに1人いてこいつは大物だぞ」

私はなんとなく、アイドルはホームレスについて話しているのだろうと思った。

アイドルは私の事をホームレス扱いし、加えて指名手配をされているためわざと聞こえるように大物と呼んでおちょくっているようだ

私はアイドルの電話が終わる前にその場から逃げ出した。

 

しかし走れど走れどアイドルが電話をする声はすぐ背後から聞こえ続けた。

振り返る暇が無いので確認できないがどうやら何かの乗り物に乗っているらしい。電話が終わればすぐにでも追いついて容易に私を捕まえることができるだろう。

 


先程まで道路の周りには海や他の道路しかなかったが、少し進むと道路が突然途切れて崖のようになっており、その先に外国の歴史ある建造物のようなおしゃれな装飾の背の高い建物が乱立しているのが見えた。

私は大ジャンプができる事を思い出し、道路から飛び降りてでたらめに建物の壁や隙間を跳び回った。




アイドルは私を見失ったようだ。

私はアイドルの位置を把握するため建物群の中で最も背の高い建物の屋上に飛び乗った。

すると一つ下の建物の屋上で何かのイベントが開催されているのが見えた。

たくさんの人が集まっており、私が今いる建物にまであぶれた見物客らしき人々がいる。

 

赤と青の二つのチームが出し物で得られた観客の反応の大きさで勝負をしているらしい。

あらかじめ誰がどのような出し物をするかお互いに調査していたようだが、赤チームは当日になって事前情報とは全く違う演者を揃えてきたらしい。

赤チームとしてよく分からない芸人がステージに立ち大きな笑いを取っている。

 

青チームは赤チームの撹乱に焦っている。

次は先ほどのアイドルが所属するグループが青チームとしてパフォーマンスをするらしい。

しかしメンバーのうち一人がこのイベントに参加する事を拒否したため、その人のいるべき場所には素人の代理ダンサーが据えられていた。

隣で観ていたサブカルなファッションをした男性が、周囲に自分の存在をアピールするかのように「ダッセ!ダッセェ!」と大声で何度も連呼しては下品に笑っている。

私は少し離れた場所に移動した。

 


ステージの両隣にグランドピアノのような何かが積んである。

クレーン車が来てそれを少し離れた場所へ積み直そうとしたが、失敗してピアノを別のピアノの上に落下させ二つとも破壊してしまった。

 

クレーン車を操作する人はそれで動揺したのか、他のピアノも全く上手く運ぶ事ができず次々に破壊していく。

やがてやけにでもなったのか、ピアノのうちの一つを掴むと突然アイドルグループを他のピアノごと全員壁の方へ薙ぎ払った。

たくさんのピアノとアイドルグループが壁に当たってバラバラになり、がれきの山となった。

観客がどよめく。

 


いつの間にか私の隣に、白いワンピースを着て白い帽子をかぶった、背の高い綺麗な女性がいた。

女性は「近くまで見に行こう」と親しげな様子で声を掛けてきた。

有名人の死体を間近で見たいだなんて、見かけによらず悪趣味なんだなと思った。

その時私は野次馬をする事には興味が無かったが、面と向かって断るには女性は美しく圧がありすぎた。

私は途中までついて行って人混みではぐれたふりをして帰ろうと考えた。




気が付くと私と女性はごく狭いアパートの螺旋状階段の入口にいた

真夏のように日差しが強くなっており非常に眩しく、影になっていない場所はほとんど白飛びしたようになっていてよく見えない。

女性は階段の壁に白いチョーク石で線を描いており、私は数段登ったところからそれを眺めている。

チョーク石はアイドルグループが死んだがれきの山から採ってきたものらしい。おそらく元はピアノの鍵盤だったものだ。

この世界では警備員とピエロたちによって絵や字を描く事が禁じられており、ああいった不慮の事態が起きなければ画材もろくに手に入らないのだと言う。

 

女性は私にチョーク石と場所を譲ってくれた。

場面が変わり、私は線が描かれた壁と向き合っている。拙くてよく分からないが女性は花の絵を描こうとしていたようだ。

私はその続きを描くことにした。

横を見ると女性が階段に渦巻き模様を描いて遊んでいた。

今はみんなアイドルグループの死体を見に行っているため辺りに誰も居ないのだと言う。

女性は人々が戻ってくる前にこの付近を絵と字で埋め尽くすイタズラをしようとしている。