夢日記

自分用

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ごっこのようで少し違うゲームに参加させられている。動かずにいられた時間を競うらしい。

鬼はピエロたちだ。屋根の上をホバー移動する風船でできたものや、氷上を滑る小動物のような姿をしたものなど種類が豊富である。

捕まると死亡扱いとなり、直前のリスポーン地点に戻される。

 

プレイヤー同士も倒し合わなければならないらしい。攻撃を3回当てれば相手を倒すことができた。

ピエロに見つからない隠れスポットなどはプレイヤー同士で取り合いになっており、あまり長時間籠ることはできなかった。

 


プレイヤーにはそれぞれ能力が与えられており、私には大ジャンプの能力があった。

しかし短い制限時間内に着地しなければ死亡扱いとなってしまうため非常に使いづらい。

 

私は早くこのゲームをやめたかったので大ジャンプを使ってゲームエリアの外に逃げ出した。

それにより私は指名手配?をされてしまった。




不思議な道路を走っている。トンネルが多く頭上に高架や橋が大量に架かっている。

私はここで人に見つからずに隠れられる場所を探しているようだ。

道路沿いに、二つの橋と一つのトンネルの入り口になっている入り組んだ地点があり、私はそこの隙間に入り込んで体育座りになって寝たふりをした。

道行く人々はほとんど私がいる事に気付かずに通り過ぎてくれるものの、数人に一人ほどはこちらに気付いた様子を見せる人がいた。

 

通報を受けたのか警備員の格好をした初老の男性アイドルがやってきて、どこかに電話をかけ始めた。

「今日は9人、爺さんが西に3人南に2人。婆さんが東西南に1人ずつ。それから俺は今北にいるんだけど、ここに1人いてこいつは大物だぞ」

私はなんとなく、アイドルはホームレスについて話しているのだろうと思った。

アイドルは私の事をホームレス扱いし、加えて指名手配をされているためわざと聞こえるように大物と呼んでおちょくっているようだ

私はアイドルの電話が終わる前にその場から逃げ出した。

 

しかし走れど走れどアイドルが電話をする声はすぐ背後から聞こえ続けた。

振り返る暇が無いので確認できないがどうやら何かの乗り物に乗っているらしい。電話が終わればすぐにでも追いついて容易に私を捕まえることができるだろう。

 


先程まで道路の周りには海や他の道路しかなかったが、少し進むと道路が突然途切れて崖のようになっており、その先に外国の歴史ある建造物のようなおしゃれな装飾の背の高い建物が乱立しているのが見えた。

私は大ジャンプができる事を思い出し、道路から飛び降りてでたらめに建物の壁や隙間を跳び回った。




アイドルは私を見失ったようだ。

私はアイドルの位置を把握するため建物群の中で最も背の高い建物の屋上に飛び乗った。

すると一つ下の建物の屋上で何かのイベントが開催されているのが見えた。

たくさんの人が集まっており、私が今いる建物にまであぶれた見物客らしき人々がいる。

 

赤と青の二つのチームが出し物で得られた観客の反応の大きさで勝負をしているらしい。

あらかじめ誰がどのような出し物をするかお互いに調査していたようだが、赤チームは当日になって事前情報とは全く違う演者を揃えてきたらしい。

赤チームとしてよく分からない芸人がステージに立ち大きな笑いを取っている。

 

青チームは赤チームの撹乱に焦っている。

次は先ほどのアイドルが所属するグループが青チームとしてパフォーマンスをするらしい。

しかしメンバーのうち一人がこのイベントに参加する事を拒否したため、その人のいるべき場所には素人の代理ダンサーが据えられていた。

隣で観ていたサブカルなファッションをした男性が、周囲に自分の存在をアピールするかのように「ダッセ!ダッセェ!」と大声で何度も連呼しては下品に笑っている。

私は少し離れた場所に移動した。

 


ステージの両隣にグランドピアノのような何かが積んである。

クレーン車が来てそれを少し離れた場所へ積み直そうとしたが、失敗してピアノを別のピアノの上に落下させ二つとも破壊してしまった。

 

クレーン車を操作する人はそれで動揺したのか、他のピアノも全く上手く運ぶ事ができず次々に破壊していく。

やがてやけにでもなったのか、ピアノのうちの一つを掴むと突然アイドルグループを他のピアノごと全員壁の方へ薙ぎ払った。

たくさんのピアノとアイドルグループが壁に当たってバラバラになり、がれきの山となった。

観客がどよめく。

 


いつの間にか私の隣に、白いワンピースを着て白い帽子をかぶった、背の高い綺麗な女性がいた。

女性は「近くまで見に行こう」と親しげな様子で声を掛けてきた。

有名人の死体を間近で見たいだなんて、見かけによらず悪趣味なんだなと思った。

その時私は野次馬をする事には興味が無かったが、面と向かって断るには女性は美しく圧がありすぎた。

私は途中までついて行って人混みではぐれたふりをして帰ろうと考えた。




気が付くと私と女性はごく狭いアパートの螺旋状階段の入口にいた

真夏のように日差しが強くなっており非常に眩しく、影になっていない場所はほとんど白飛びしたようになっていてよく見えない。

女性は階段の壁に白いチョーク石で線を描いており、私は数段登ったところからそれを眺めている。

チョーク石はアイドルグループが死んだがれきの山から採ってきたものらしい。おそらく元はピアノの鍵盤だったものだ。

この世界では警備員とピエロたちによって絵や字を描く事が禁じられており、ああいった不慮の事態が起きなければ画材もろくに手に入らないのだと言う。

 

女性は私にチョーク石と場所を譲ってくれた。

場面が変わり、私は線が描かれた壁と向き合っている。拙くてよく分からないが女性は花の絵を描こうとしていたようだ。

私はその続きを描くことにした。

横を見ると女性が階段に渦巻き模様を描いて遊んでいた。

今はみんなアイドルグループの死体を見に行っているため辺りに誰も居ないのだと言う。

女性は人々が戻ってくる前にこの付近を絵と字で埋め尽くすイタズラをしようとしている。