087
壁も床も白い、幼い頃に見た教育番組のスタジオのセットのような
人形とはいえ私より少し小さいくらいの背丈があり、着ぐるみのよ
私達の目の前には、ドリルの先端部分のような形状の鉄棒を中央に
人形は豚の死体を引き摺っていた。死体を裂いて内臓と骨を乱雑に
なぜか血は出ていないようだ。人形はおもちゃで遊んでいるかのよ
人形は豚の中身を抜き終えると、ターンテーブルの鉄棒を引き抜い
私は何も言わず大して動きもせず、ただその遊びをぼうっと眺めて
人形は高らかに笑いながら床に散らばった豚の内臓を踏み潰す。す
人形が内臓を踏み荒らすごとに回転の速度は増していく。豚の死体
私はそれをただ傍観しながら、子どもの無邪気な残酷さって事かな
やがて全ての内臓が踏み潰され終わり、ターンテーブルが止まる。
豚は頭部以外の全ての形を失ってぐちゃぐちゃに捩れていた。やは
人形はそれを揚げて食べるつもりのようだ。
私は豚の頭部だけが綺麗に残っていることが気になった。骨を抜き
偶然形が残っていただけのようだ。私は人形に「うん、食べていい
085
宿泊施設のような場所にいる。
私と友人はなぜか別々の部屋を取っていたが、私達の部屋は隣同士
後で友人の部屋にゲームの準備をしに行っていいか聞くと、「そっちで準備しといて」「私も後でそっち行くしそっちで寝る」と言う。友人は「部屋クソ近えし」とふざけてぶっきらぼうな調子で言った。
私は了承し自分の部屋でSwitchの準備をしつつ、いよいよな
部屋にはほとんど何も置いていない。奥の壁に木枠の付いた妙な形
また入って右奥、右側の壁に沿って鏡台が置いてあり、鏡の下に四角い穴が開いていて隣
四角い穴は正方形のティッシュボックスで隠されている。この部屋の右隣にある友人の部
穴の向こう側にいる友人はなぜかティッシュボックスをライターで
向こうの部屋で起きた事がこちらの部屋にも影響を及ぼすらしい。
「そっちどんな感じ?」と聞かれたので「なんかティッシュから煙
084
チューリップの花束の絵を描いている。
たまたま入った花屋でワークショップのようなものに参加している
店員さん達が先生をしており、あなたの絵には力が入りすぎ、力み
「あなた美術系の人でしょ これはデッサンや模写じゃないのよ」「描き込む事が目標じゃない
私はこのワークショップを楽しんでおり、先生達の言う事に律儀に
ワークショップが終わり、お礼や感想の一環としてこんな場所で働
完成した絵の横に名前と年齢を書かされる。
周りの絵を見てみると、年齢が8や5など1桁ばかりで且つ異様に
店員さんが家に犬とか居たりする?と聞いてきた。
犬はいませんが猫が三匹います、と答えると急に冷めた態度になり
使えないと判断されたようで、その後は追い出すように出口へ連れ
ワークショップは無料だった。せめて何か買って行った方が良いん
追い出されたんだし、ここで働きたいだなんて本気で言った訳ない
ー
私は見知らぬ誰もいない家の床に座り込み、古い固定電話のような
どこにも繋がらないよう適当なボタンを押しては受話器を取り、誰
電話ごっこのような事をしているらしい。
意識が朦朧としており今はどんな奇妙な事をしても良いというよう
ふと頭上から「すごいですね、もう数字が読めるんですか」と若い
私は数字が読める事を示そうとして、聞いた事のある番号に適当に
「はい、みやだいら法律事務所弁護士法人です」と受話器の向こう
それをおじさんに聞かせようと途中でスピーカーにして顔を上げる
私はそれを見て叱られていると感じた。電話を本当にかけてしまっ
(起きてから気付いたが「Doki Doki Literature Club!」というゲームに出てくる文章の内の一つに酷似してい
弁護士の話を終わらせようと適当な番号を入力して違う場所に電話
すると今携わっている案件のディレクターをしている人に繋がった
受話器の向こうで「あれっ?繋がっちゃったねっ 何でかけちゃったんだろっ?びっくりしたねー」「何か間違えちゃ
もし本当に用があってかけていたらどうするつもりなんだ、と少し
私はこの時既に我に返っていた。なぜ電話ごっこのような幼稚な事
壁も電話も家の様子も全てが変わり、私は何の変哲もない我が家の
先程までの出来事は幻聴や幻覚か何かだったのか?精神をおかしく
とりあえず謝りつつ、用事も無いのに電話をかけてしまった事につ
083
3Dで作りかけのような、真っ白な部屋の中にいる。床と壁は所々
カウンターのようなものや棚のようなものがまばらに壁にくっつい
私は小学生くらいの年齢になっており、当時の友人と共にこの部屋
私は慌てて階段を駆け降りた。友人は階段の下でにこにこしている
階段はまるで一枚の紙でできているような構造で、私は下から階段
抜け落ちた部分の真下に、この空間に似合わない鋭く細長い錆びた
友人はいつの間にか、部屋の対面の壁際でカウンターのような四角
夢の中の私は今までこの部屋の中で何度もトラップに掛けられそう
しかしその全てが友人によるものだったことを確信したのは今が初
一応既に私の中にその疑念はあったようで、私はすぐに友人の元へ
友人はにこにこしている。
「ほんとに〇〇(友人)がやってたの?まだあんまりよく分かんな
「何でそんな事するの?」と口に出した瞬間、突然悲しいような何とも言えない気持
何を聞いても友人はただ笑うだけで一切答えなくなってしまった。
この友人は当時の私の感覚からすると不良、悪戯っぽいところがあ
私は感情を表すのが下手な自覚がある。
今回ばかりは怒っている事をちゃんと伝えないといけないと思い、
しかしそれごとに友人は笑う。まるで暖簾に腕押しだと感じた。声
ふと友人の顔が真っ赤である事に気付いた。無理矢理笑っているよ
そういえばこの友人が悪さをした後に泣いたり謝ったりする所を見
私は怒るのをやめて、友人に「ちなみに何か目的があってやってた
友人は一瞬拍子抜けしたように見えたが、すぐにへらへらとした調
やはり笑っているが少しぎこちなく見えた。
初めから冷静にこう聞けば良かったのだ。やっぱり怒ったりするん
直後にこの友人が私の習い事のせいで疎遠になった不登校の子であ
082
自殺を考えた事のある人の為の更生施設のような場所に通わされて
職員たちは竹刀を持っていたりジャージを着ていたりと、中学の頃
職員たちはまずお前達がとんだ弱虫、軟弱者である事を認める所か
夢の中の私はその文章の原文を知っていた。元々マイナス思考な事
しかし職員たちは励ましの部分を削除し文章を改変して、私たちに
これではマッチポンプよりもひどい。
心の中で文句を言っていると、なぜか心の内を丸ごと見透かされて
反抗的な気分になっていた私は、暗記していたその文章の原文を読
途中で職員に何か(ペンのキャップ?)を投げ付けられ、反射的に
私は側にあったガラス戸からバルコニーのような外へ連れて行かれ
その事を聞くと「そういうとこがダメなんだよ!どうしたら良いか
私は雪を探すふりをしつつ、上手いことこのバルコニーから外へ脱
ー
私と弟は人間の形をしたアンドロイドだ。私たちは幼い頃の姿から
廊下からリビングへ出ると横から音がした。見ると、機構丸出しの
ロボットは私たちの姿を見ると突如異音を発し、頭を痙攣させなが
はじめはこいつに何ができるんだ、と無感情でそれを眺めていたが
弟はまだ幼く脆い。ロボットは弟の腕を掴むと、少しずつ爪を皮膚
私は反射的に側にあったピアノ椅子を振り上げるとロボットの頭に
ロボットの頭はひしゃげ、ロボットは弟から手を離した。しかし私
弟が背後から「パパとママに怒られるかも」とやはり冷静な様子で
「大丈夫だよ、メモリーカードが無事ならまた作り直せるし」と私
すると弟に「そうじゃなくて、同じロボットに何てことするのって
しかし私はその事
「事情話したら分かってくれるんじゃないかな」と屈んで弟の引き
ー
リヴリーアイランドで、灰色のリヴリーに白くなる餌をやったらな
同時にホム(プレイヤーのアバター)も真っ黒でシルクハットを被
白色に戻すのが面倒だと感じ、新しいアカウントを作って真っ白な
しかし、見た事のない新機能や見た事のないデコレーション(間欠
雑多
メモされていたり途中まで書かれているが詳細な内容が思い出せな
11/28
HollowKnightで壁抜けバグを見つけてスクショをたく
突然横スクロールではなくなってポケモンダイパのなぞのばしょの
適当に歩くと溶けかけのマームのような静止しているキャラがいて
切った後でふとデータに損傷がないか心配する
ー
12/19
母方の祖母の家のリビングに似た場所にいる。
ここはピアノの発表会の会場らしい。幼い頃の弟が出るようだ。
なぜか全員喪服のような服装をしている。
私は薔薇を一輪持っておりこれを渡そうと思っていたが、母親に「
私は何かを間違えたらしい。弟の出番まではまだ時間がある。他の
友人も発表会を見に来たらしい 中学の制服を着ているので本当にそれでいいのか聞くと急すぎてこ
その流れで先程の出来事を話す 何持ってきたら良いのか先に教えて欲しかったなぁ的な事を言って
何を買うべきか花言葉やマナーをスマホで調べるが先に花屋を検索
ー
12/21
現実にいない友達が死んで葬式に行かないといけない 悲しみながら服」靴を揃え
髪をセットして化粧をする 準備に追われるうちふと外に出るのが億劫だと思って、堰を切った
急に全部どうでも良いと感じてここにある全てのものへの興味が無
そう感じている事への違和感や罪悪感だけあったのでそれを隠そう
ただ誰かにこの思考がバレる前に違う夢にしようと思い努めて死と
飽きてきて考えるの疲れたし起きようと思い至って目が覚めた、就寝から4
ー
12/23
9ブルスク ばぐ いたすまら小悪魔
calclatorとタグづけされた布切れを首に巻い
ている、RPG?のせんとうぽち計算機を気取っている的だがブル
ー
12/28
昆虫採集の姉妹
姉は昆虫に限らず様々な生き物を採ってきていた
母親がブログで姉妹の採集物を紹介している
アルバムのようなものに死骸を貼り付けてある
しっぽの様な部分に赤い毛の生えた、白と灰色のまだら模様の生き
長女が採ってきたものは壊されていた。
カタツムリの中身を引き出して結ぶ、タコの足を裂いて16本にす
将来が心配ですと絵文字付きで綴られていて、
ー
1/5
セブンイレブンの前
真夏?いつもの異常に彩度の高い青空 雲ひとつ無いがマイクラの人間が空中に直立している
地面から3〜4mほど上
幻覚かと思ったが濃い影がしっかりと地面に落ちている 友人に冗談っぽくなんか空中にマイクラのキャラいね?と聞いたら
動揺しつつなぜか平静を装おうとしてまあ四角いしねと謎の相槌を
側を通り過ぎる間、マイクラの人間は空中からこちらを凝視してい
ー
1/12
城のような屋敷に一人で住んでいる金持ちの子ども 異常に青い空と真っ白な石壁が印象的だった
子どもは敷地内に川を買ってもらったようだ
朝起きると川ができていた 家の中の水は朝日でオレンジ色に染まっているのに川の水は赤い
なぜなら… で家の外、大津波が来ている
私は建物の屋上からマットレスに掴まって飛び降りた マットレスが波の表面に触れるとどういう原理か空高く放り上げら
それを駆使して、周囲を流れている色々な建物の屋上を渡り歩く
ー
1/19
凶器の大量に突き出た広い滑り台を下まで滑りきれたら所持金が倍
金目当てで結婚した一見優しそうな美しい女性と、その女性を愛し
女性は当然男性だけを滑らせる 男性が上にいる時は怖がって取り乱している素振りを見せるが、男
男性はうまく滑り降りた 私は滑り台の脇にいた
この男性に死んでほしくないので、私は滑り台にまた登ろうとする
男性は「制限時間が足りない」「お金が必要なんだ」と笑って言う
女性は男性が戻ってくるとまた取り乱した様子を見せ、泣きながら
男性は何度か滑り台に挑戦し、そのうちの一回で、縦向きに設置さ
男性が滑り台の上へ戻ると女性は、男性がもう死ぬと思ったのか怯
痛みで錯乱していた男性は怪力で女性を持ち上げると滑り台に座ら
女性は悲鳴を上げながら滑り落ち、途中にあった剣のようなものに
男性は上で倒れている 制限時間は終了し、男性は人間サイズのくるみ割り人形の集団にど
私は旅館に泊まっている
包帯だらけになった男性と廊下で出会った
「大丈夫ですか」と声をかけるとまた笑顔で「ええ、なんかボーッ
男性が女性を殺した事、女性の死に際を知っているのは思いがけず
私は部屋に戻り、これを隠す事は共犯にあたるのか、誰かに何かを
自由に時間を戻せる、家に誰もいなくて電気もついていない夕方 私は和室で寝ている
昼過ぎまで時間を戻してみると全身が痛くなり、下半身が無くなっ
物音がする洗面所まで這っていくと人間サイズのくるみ割り人形が
「筋肉痛がひどくなるとかわいそうだと思って取り外しました」「
ー
1/28、夕方に仮眠した時の
omoriの夢 パーティーにバジルもいるけど戦闘画面になると全員穏やかな笑顔
BGMもない 通常攻撃しかできない 敵もいなくて真っ白だけど攻撃をするとサクッと小気味良い音がし
戦闘が終了する度に私の目が覚めて、半分寝ながら失敗したのかな
081
女子高校生?の二人のアニメーションのようなもの
片方はオレンジ髪を巻いたサイドテールでジャージ?を腰巻きにし
二人はアーケード街を歩いてどこかへ向かっている。アニメによく
謎の研究所のような場所にいる。
これは白髪の視点であり、過去の回想的なものであるようだ。
その部屋は床や壁の質感から一見デパートなどによくあるキッズス
オフィスにあるような一面ガラス張りの壁が向かって左にあるが、
部屋は結構な広さがあり、左奥の方に扉のない出入り口が見える。
部屋に家具らしい家具は無く、ただ床に空き缶ほどのサイズのアル
長方形の輪の中には巨大なビスマス結晶でできた高層ビル群の模型
視点の主(白髪)はほとんど無意識に緑色のアルミ長方形に触れ、
部屋の外にいた白衣のおじさんたちがこちらを見てどよめき、駆け
おじさん達はオレンジ色のとそうでないアルミ長方形を交互に指差
何かをさせようとしている事は分かるが、音が良く聞こえない。
視点の主がオレンジ色に触れようとすると白衣に手を掴まれて止め
驚きつつ、それならばと他の色の位置を少しずつずらしてオレンジ
白衣たちは興奮した様子でそれを見て口々に何か喜びの言葉を交わ
場面が変わり、オレンジ髪の女の子がシンプルなバイクに跨ってい
白髪の女の子はそれに倣って恐る恐るお揃いのバイクに跨った。
これまでオレンジ髪は白髪に、バイクの乗り方を教えてきたようだ
ここは広く浅い橋の上のようだ。10メートルほど前の方に整備さ
オレンジ髪は眩いばかりの笑顔を向けて白髪に何かを言うが、やは
しかし白髪はオレンジ髪の言う事を雰囲気で理解したようで、小さ
オレンジ髪は、白髪がバイクに乗れるようになったら一緒にこの川
オレンジ髪は白髪に分かるように手で3を示した。カウントダウン
2、1、の後、オレンジ髪は開いた手を思い切り前へ振り下ろした
前傾姿勢で勢いよく発進するオレンジ髪と対照的に、白髪は同じス
それでもどうにかバイクにしがみつき、オレンジ髪の方を見やる。
二人は橋から飛び出した。
しばらくのスローモーションの滞空の後、川に突っ込んで水飛沫が
白髪はすぐに川から浮上し、周囲を見渡してオレンジ髪を探す。
側の川べりの階段にバイクが引っかかっており、タイヤを空回りさ
白髪はそのタイヤを躊躇いなく素手で止めた。そして再びオレンジ
水面は静かだ。白髪は不安になったのか、ここへ来て初めて口を開
するとその背後の水中からオレンジ髪が飛び出し、白髪に抱き着い
突然音がクリアに聞こえる。
オレンジ髪は飛び跳ねながら明朗な声で「〇〇のおかげで夢が叶っ
白髪は「ううん、楽しかった」とはっきりと言葉にして返した。オ