チューリップの花束の絵を描いている。
たまたま入った花屋でワークショップのようなものに参加している
店員さん達が先生をしており、あなたの絵には力が入りすぎ、力み
「あなた美術系の人でしょ これはデッサンや模写じゃないのよ」「描き込む事が目標じゃない
私はこのワークショップを楽しんでおり、先生達の言う事に律儀に
ワークショップが終わり、お礼や感想の一環としてこんな場所で働
完成した絵の横に名前と年齢を書かされる。
周りの絵を見てみると、年齢が8や5など1桁ばかりで且つ異様に
店員さんが家に犬とか居たりする?と聞いてきた。
犬はいませんが猫が三匹います、と答えると急に冷めた態度になり
使えないと判断されたようで、その後は追い出すように出口へ連れ
ワークショップは無料だった。せめて何か買って行った方が良いん
追い出されたんだし、ここで働きたいだなんて本気で言った訳ない
ー
私は見知らぬ誰もいない家の床に座り込み、古い固定電話のような
どこにも繋がらないよう適当なボタンを押しては受話器を取り、誰
電話ごっこのような事をしているらしい。
意識が朦朧としており今はどんな奇妙な事をしても良いというよう
ふと頭上から「すごいですね、もう数字が読めるんですか」と若い
私は数字が読める事を示そうとして、聞いた事のある番号に適当に
「はい、みやだいら法律事務所弁護士法人です」と受話器の向こう
それをおじさんに聞かせようと途中でスピーカーにして顔を上げる
私はそれを見て叱られていると感じた。電話を本当にかけてしまっ
(起きてから気付いたが「Doki Doki Literature Club!」というゲームに出てくる文章の内の一つに酷似してい
弁護士の話を終わらせようと適当な番号を入力して違う場所に電話
すると今携わっている案件のディレクターをしている人に繋がった
受話器の向こうで「あれっ?繋がっちゃったねっ 何でかけちゃったんだろっ?びっくりしたねー」「何か間違えちゃ
もし本当に用があってかけていたらどうするつもりなんだ、と少し
私はこの時既に我に返っていた。なぜ電話ごっこのような幼稚な事
壁も電話も家の様子も全てが変わり、私は何の変哲もない我が家の
先程までの出来事は幻聴や幻覚か何かだったのか?精神をおかしく
とりあえず謝りつつ、用事も無いのに電話をかけてしまった事につ