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川の上に掛けられた白い橋のような道を歩いている。日差しが異様
橋が眩しすぎるので川の方に目をやりながら歩いていると、川辺に5
死体が流れ着いたらしい。
私は橋の上からそれを見物することにした。
死体は流れ着いたその時は等身大の黒い袋に入れられていたが、既に人
黒い袋の中には死体の他に、ビニール袋に入れられたお札がたくさん
人々の間では、警察が来る前にお札を持って行って良いものかと議
人々の内の一人が「もう袋開けちゃったんだから何やっても良いで
ー
見知らぬ住宅街を歩いている。
既に日が落ちかかって辺りは暗く青っぽいが、大通りに面する一つ
きっと障害物を極力減らして一直線に西日を通すようなつくりにな
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見る夢の内容を選べる狭い廊下のような場所にいた。
半分明晰夢のような状態だった。
両側の壁の上の方には一直線の窓が設置されており、照明は無いが
ドアがいくつもあり、廊下の奥の方の空間には私の部屋の天井
あれを意識しすぎると目が覚めてしまうだろうと直感的に感じ、そ
ドアの内の一つに、夢遊病の人が安心して夢を見るための領域?が
私は夢遊病ではないがその場所に興味を持ち、夢の中で夢遊病にな
気が付くと私はその部屋の中にいた。ここから先はほとんど明晰夢
部屋は妙に横幅が狭い。家具は何も無く、明かりの点いていないシ
入って左側の壁一面が無く開いている。
この部屋はかなり高層にあるようで、とても見晴らしが良い。
何となくブランコを漕いでいると、いつの間にかもう片方のブラン
衣類だけが見えている。
透明人間にとってここは明晰夢であるようだ。
私が透明人間に気を
ブロックに置き換えられた縄は当然動かなくなり、ブランコは妙な
眼下に広がっていた建物群もマイクラの建築に置き換わっており、
水の上にはやはりマイクラのブロックで作られた大きな帆船が浮い
私はこの光景をスマホでメモしておきたいと考え、それから突然こ
透明人間はブランコから船の方へ飛び降りていった。私もそれに続
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廃ビルの一室に置かれた机を、見知らぬ中年の男女とスーツ姿の男
見知らぬ男女は私の両親であるようだ。
一つ向こうの部屋には、椅子に縛り付けられた金髪の若い女性が見
金髪の女性は私の姉らしい。
スーツ姿の男は私たちに「サービス」の説明をしている。
聞いているとどうやら働かずに遊び歩いている姉にストレスを募ら
姉を差し出してもらったのは3Dスキャンの為だった、スキャンは
偽の両親は真面目に話を聞いているが、私はこれらを不可解に思い
スーツは「彼女は服用させた薬の関係でしばらく目を覚まさないの
「すると発煙しますので、その煙で部屋を満たしていただいて そうすれば意識の回復、その後の記憶処理等が飛躍的に簡単になり
スーツは頻出する「ので」「いただいて」の度に喋りを減速させ、
私はなぜかその言動に内心ひどく苛立っている。
スーツは粘土を開封し、炙る様子を実演した。
姉のいる一つ向こうの部屋にはたちまち煙が充満し、スーツはその
あれでは姉は息ができなくなるのではないだろうか、と考えると瞬
話を切り出すべきか、どう切り出そうか迷っていると、突然背後に
「こっそり、こっそり」と口に出しながら忍び足で近づいて来てい
祖母は刃先の鋭い金色のハサミを持っている。
私に気付かれた事を悟ったのか祖母はそのハサミを逆手に持って振
私が刺されるのかと思いきや、祖母はそれを祖母自身の胸に突き立
思わず「何してんの!?」と叫び祖母に飛び付く。
服の胸元に血が滲んでいるが、その量は思ったよりも遥かに少なか
祖母は「痛いじゃないのよ〜!」と祖母自身の頭を軽くはたき、「私っ
机の方から「えー、ドッキリ大成功。」と平坦な調子の父親の声が
見ると先ほどまでの偽の両親ではなく、本当の私の両親が机の向こ
母親は関心が無さそうな無表情をしていたが、私と目が合うとよか
父親に「どこからどこまでがドッキリなの?」と聞くと父親は「半
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「じくうのあとち」という場所の観光をしていた。
二体は争いをし、ディアルガは死んでしまった。
それ以来この世界の時間はアルセウスが管理している。
じくうのあとちにはディアルガの像が建っている。
その像を空中に立って眺めている人がいた。その人はパルキアの分
詳細は忘れてしまったが、私はパルキアの分身にくうかんのじいん
私は幼い子どもになっている。
他にも数人連れて来られた人たちがいたが、その全員がじくうのあ
ディアルガが死んだ時点であなたたちの時間は止まっており、アル
寺院の壁や床は全て真っ白な石材で作られており、フロア内には何
かなり広く、見渡していると遠近感がおかしくなる。
私は、部屋の四隅の壁に木製の仏壇のようなものが埋め込まれてい
パルキアの分身はそちらを見やり、それからこちらを一瞥すると無
私の問いに答えてくれるようだ。
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私は小学生程度の年齢の架空の兄になって絵画教室のような場所で
ある日私たちのいたずらが教室付近を撮影している防犯カメラに映
先生は仏頂面でがたいの良い無口な男性だ。
当然怒られるかと思ったが、先生は教室の外の寂れた駐車場の端に
先生は、そこに埋まっていた鉄の台のようなものに両手をかけると
その全容は大きな鉄の箱のようなもの
それを開けると中身は軽自動車のような印象の内装で座席が四つあ
とうの昔に死んでいるらしいが、外見上目立った異常は無くただ血の気が無いのみで、精巧な人
しかし私たちがそれを視認して数秒後、姉の遺体は突如弾け飛んだ
姉の血飛沫や肉片は青と黄色のペンキのような物質になってそばの
どうやら鉄の箱は自身とその血縁者を代償として差し出すことで願いを叶えるもしもボ
私たちは姉により代償として差し出されたようだ。姉の遺体を目の
不自由なく動けはするものの、今後日常的に氷を補充し続けなけれ
代償とされた私たちは本来の私たちの存在と分離し、実質的に身寄
先生はそんな私たちをどこかへ連れていってくれるようだ。
先生に言われる通りに先生の車に乗る。
着いた場所は古い一軒家だった。
父方の祖母の家だと認識していたが実際は違う。
私たちは急な階段を二階へ駆け上がり、カーペットの敷かれた床に
先生は先程とは別人の、眼鏡をかけた厳しそうな若い女性に変わっ
先生は「どういたしまして」とあやすように言いつつ深刻そうな顔
それから先生は、私たちの状況を説明する為のVHSテープを持っ
この状況に関連するVHSがあるということは、人が鉄のもしもボックスの代
先生は神妙な顔でビデオデッキを操作した。
しかし再生が始まるとそれはPoppy PlaytimeのThe Most Incredible DollのVHSである。
厳しそうに見えた先生は突如崩れ落ちるようにして顔を覆い、この
先生は極端な完璧主義者であったようだ。
私は子どもらしく話題を逸らそうと思い、「ポピーちゃんだ!このゲーム大好き!」「こわいけど面白いんだよ」等と
先生はそれにつられてくれたのか、「そう?好きなのね」と少し穏やかな
「死んだ方がいい?」と突如女性の声が聞こえた。
「え?」と聞き返すと「私、死んだ方がいい?」と再度聞かれた。あっ
見ると今いる部屋の近くに他の部屋に続く木製の質素な扉があり、
ごく一部しか見えなかったが私はそれを、レゴやカラフルな布でで
「だめ、やめて?」とそちらに呼び掛けるがこちらの部屋では未だ
私は慌てて隣の部屋へ駆け込んだ。
隣の部屋は無音だった。
そこは会議室のような白い部屋で、入って右側の壁一面がガラス張
机に沿って並べられたオフィスチェアに、私の父親、叔父、叔母の
祖母はその後ろで立ち尽くしている。
話の内容を聞こうとしたが、私が会議室に入ってきた時点で大人たちは話し
父親が何を考えているのか分からない顔でこちらを見、仕方なさげ
叔父と叔母が心の内を読みにくい表情(血筋だろうか)で「戻って
私はひとまず時間を稼ごうと思い、くねくねとした態度で照れ笑い
私の氷の体は時間が経って随分小さくなっていた。本格的な抵抗の姿勢を見せて
大人たちは仕方なさげに笑いながら、私に口頭や身振り手振りで部屋からの退出を
ふと祖母が一人で何かを話している事に気付いた。
「怖いのよ、外なんか出られない」「あの自販機のとこ見てよ、黒
それから突然顔を覆ってよろよろと窓から離れ、「見られた!こん
様子がおかしいのは一目瞭然だった。
後ろにいた父親を見上げると、父親はようやく口を開き「少し怪我
私が見知らぬ別人であるため口下手な父親は緊張しており、他人行
祖母が通っているのは気功教室だ。
私は父親に相槌を打ち、その情報を踏まえて祖母と改めて向き合お
しかしその頃には祖母はずいぶん遠く、この部屋の出口付近まで移動していた。
父親が「こら、どこに行くんですか」と少し声を張って呼び掛ける
私が祖母の方へ駆け寄ると、祖母は私に耳打ちするように「今なら
祖母だけがなぜか私を私自身として認識している。
大人たちは危ないからやめなさいと言うだろう。
引き止められれば従わざるを得ないのだ。私は引き止められる前に
会議室は二階にあったはずだが、扉の向こうは地上だった。見た事
夢の中ではここが祖母の家周辺ということになっていた。
祖母はハキハキと歩きながら、等間隔で設置された複数の自販機を注視している。
私は祖母と手を繋いでついて行っていたが、氷の体なので祖母の体
もう膝下程度の背丈しかない。
しばらく来た所で私は「おばあちゃん、私今氷でできてるから、一旦帰って氷を補充しなきゃいけないかも」と祖母に伝えた。すると祖母は「えっ、そうなの!ごめんね」「
「氷を補充しないとどうなるの?」と聞かれ、消えて無くなると答
私は「わかんない 具合悪くなったりするのかな?なった事ないけど」と曖昧な返事をした。
「今は大丈夫?」と聞かれ「うん」と答えると、祖母は「じゃあ、
おそらくその距離の往復をすると私は家に帰るまで保たないような気がする。しかし私はそれを知らな
すると祖母は突如猛然と走り出した。
私の返事の勢いの良さに触発されたのだろうか。
もしくは私が溶け
私は慌てて祖母の後をついて全力で走る。
祖母は異様なまでに速かった。
私の体が極端に小さくなっていたせいもあるだろうが、走れど走れど
必死に走りすぎて体がどんどん溶けている。しかしここで諦めては
私は祖母から目を離さないようにしながらひたすら追いかけた。
祖母は目的の自販機の前で立ち止まった。
私もかなり遅れてどうにかそこに辿り着く。祖母は憑き物が落ちた
「付き合わせてごめんなさいね」「でもこれで全部済んだから」と
それを見て安心すると同時に「ターボばあちゃん」の話を思い出し
「大変、こんなにちっちゃくなっちゃった」「急いで帰らなきゃ」と祖母は手のひら程度の背丈になった私を拾い上げた。
帰りは運んでくれるようだ。祖母の疾走感を体験する事ができる。
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どこかの屋上にいる。
私はフェンスに両手を掛けて下を覗き込んでいる。眼下遥か遠くに
私はそこへ飛び降りようとしているようだ。
なぜ死のうとしているのかがよく分からなかったが、あまり考えす
視点が、落ちている私を捉えた三人称視点へ切り替わる。
「パプリカ」のワンシーンのように、私は突如上向きに人形の山の
視点の上下が反転する。
どうやらここは友人が昔使っていた部屋の、ぬいぐるみ箱の中であ
私は友人の家にワープしたようだ。
ぬいぐるみの山から脱出すると、友人の猫が廊下の方からこちらを
友人の居所を聞くとリビングに向かったのでついていった。
リビングに友人が倒れている。ぎょっとしたが、私が何かアクショ
そういえばリビングの床で昼寝をする人だった、と思い出して安堵
友人の猫はベランダの側のソファの背もたれに飛び乗った。
寝ている友人の横を忍び足ですり抜け、猫を撫でられないかと手を
すると、突然何かが破裂したような爆音と共にベランダに自分が落
そういえば飛び降りたんだったとそこで初めて思い出す。途端に体
友人の猫を触る事ができない。
その事をひどく寂しく思う。
なぜ理由も分からないのに飛び降りて
友人は半透明になっている私を見ると、半分寝ながら私の肘の辺り
私がもう透けていないか確認している間に、既に友
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彩度の低く霧の深い場所にいる。
辺りは真っ平らな白灰色の平原で、河原の石のようなものとわざと
私と、私より幼い何かの気配はそこに突っ立って景色を眺めている
私は隣に立つ幼い気配に話しかけているが、自分が何を言っている
自我が朦朧としてくる。
しばらくすると、3Dゲームでの読み込み時のようにさらに遠くの
幼い気配はそこに行きたがった。
私はそれを了承して歩き出す。
その直後、私は幼い気配と入れ替わった。幼い私は父親の腕に座る
自分で歩かなくてもよい心地よさと安心感のようなものがある。
冷たくない粉雪が降っている。
平原は最初こそ真っ平らで何もなかったが、歩いていると霧の奥か
バケツを被った雪だるまの群れが数体、ゆるやかに跳ねるようにし
私は子どもらしくそれらの全てを指差しては「〇〇があるよ」「〇
父親はその度に「ほんとだ」「そうだね」と短く相槌を打ち、少し
自然物しかない景色が続く中、ふと右の方に街灯が見えた。
目を凝らすと霧と粉雪の向こう側にとても幅の広い白い石階段があ
突如現れた人工物に興味を惹かれる。父親は私が何かを言う前に無
住宅の内の一つから住民が出てきて、こちらへ挨拶をしてくれた。
それ以外には誰もいない。
漠然とこの世界が今日中に終わるような予感がした。
父親に「たぶん、今日で世界が終わっちゃうよ」と言うと父親はや
家々の間を抜けていくと真っ黒な海が見える。
私は海が好きだが、この時はなんとなく嫌な予感がしてそちらに行
いつの間にか父親とはぐれており、先程挨拶をしてくれた住人が私
「どこに行っちゃったかと思ったよ」「戻っておいで」と言うが、
住人に連れられ、父親が居ると言う住人の自宅へ入る。
その家は外観はごく普通の一軒家だったが、入ってみるとその中は
父親は居間らしき部屋で正座をしている。父親に話しかけようとす
ほらね!と住人の方を振り返るが、既に住人は居なくなっていた。
いつの間にか粉雪は止み、霧も晴れている。私は先程見えた海へ行
海は真っ黒で、砂浜は灰色をしている。
空も灰色に澱んでおり太陽が見えない。
砂浜より手前には砂浜に沿うようにして二十段程度の広い石階段が
私もそこに座ってしばらく海を眺めていた。
しばらくして、ふと海の様子がおかしくなってきた事に気付いた。
引き潮が起こっている。目を凝らすと地平線から津波が迫っている
階段に座っている人々は動く気配がない。幼い私は必死に「津波だ
私は父親のことを思い出して階段を駆け上がる。
死ぬとしても父親と一緒にいればまだ怖くないような気がした。