どこかの屋上にいる。
私はフェンスに両手を掛けて下を覗き込んでいる。眼下遥か遠くに
私はそこへ飛び降りようとしているようだ。
なぜ死のうとしているのかがよく分からなかったが、あまり考えす
視点が、落ちている私を捉えた三人称視点へ切り替わる。
「パプリカ」のワンシーンのように、私は突如上向きに人形の山の
視点の上下が反転する。
どうやらここは友人が昔使っていた部屋の、ぬいぐるみ箱の中であ
私は友人の家にワープしたようだ。
ぬいぐるみの山から脱出すると、友人の猫が廊下の方からこちらを
友人の居所を聞くとリビングに向かったのでついていった。
リビングに友人が倒れている。ぎょっとしたが、私が何かアクショ
そういえばリビングの床で昼寝をする人だった、と思い出して安堵
友人の猫はベランダの側のソファの背もたれに飛び乗った。
寝ている友人の横を忍び足ですり抜け、猫を撫でられないかと手を
すると、突然何かが破裂したような爆音と共にベランダに自分が落
そういえば飛び降りたんだったとそこで初めて思い出す。途端に体
友人の猫を触る事ができない。
その事をひどく寂しく思う。
なぜ理由も分からないのに飛び降りて
友人は半透明になっている私を見ると、半分寝ながら私の肘の辺り
私がもう透けていないか確認している間に、既に友