夢日記

自分用

063

劇場にて一人でシンデレラの劇をしなければならないのに、私はろくな練習ひとつしてこなかったようだ。
会場で初めて台本を開いてみると、落書きのような絵コンテとメモ書きのような文章が走り書いてあるのみの内容だった。
もう本番が始まってしまう。


私は仕方なく舞台に出る。
客の多さとしては、小学校の体育館のステージから全校生徒を見た時と似ていたのでおそらくその位だろう。
私はできるだけ客の方を見ないようにしながら、ウロウロ歩き回ってその内容を読み上げた。
劇と聞いて来たはずがメモの読み上げ(しかもマイクなども無く声が小さく覇気もない)だったのでお客がざわめいている。

空気感に限界を感じたので、適当な所で切り上げてそそくさと舞台裏に逃げた。
数人が気を使ってまばらに拍手をした。

しばらくして、「皆さんのご意見を汲みまして〇〇さんの一人劇を終了し、只今から別の企画を行います」と言うアナウンスが入った
私は舞台袖で一人で爆笑した。そしてなにも名前まで言わなくてもいいのにと泣きそうになったが、二度とここへ来なければいいと思い直して足早に劇場を出た。


その後劇場外で母親と出会った。
母親は劇の顛末を知っているらしく、「分かってるなら頭良くなってよ!」等とよく分からない事を泣き叫びながら殴り掛かってきて、ここで目が覚めた。
最後の方はよく覚えていない。