実際の自宅とは違うマンションに住んでいた。
そのマンションにはエレベーターや階段が大量にあり、部屋番号も
夢の中の我が家は306号室であり、そのすぐ隣には616号室が
私は風のような存在になれるらしい。
マンションの煩わしい壁や入り組んだ階段などをすり抜けて、直接
私は風として近所を走り回る。
風になっている間、私の姿は他の人には見えていないようだった。
公園に落ちている桜の花びらを巻き上げて花吹雪のようにし、公園
それから花吹雪を連れて町中を駆け回り、人々が驚いたり感嘆する
一頻り遊んだ後、そろそろ仕事をしようと突然我に返り家に戻って
鍵で家の扉を開けると、家の中が引越し間際のように片付けられ、
母親が数年前に捨てたはずのダウンジャケットを着て、ひどく怒っ
母親が「どちら様ですか」と厳しい声で言う。
怒っている事を確信し咄嗟に「ごめんなさい」と言うが、母親は「
追い出されると思い「じゃあせめて荷物まとめさせて」と言うと、
悲しくなり「なんで、なんで」と連呼していたところ、実際に寝言を言ったらしく目が覚めた。