友人と山の坂道を自転車で降っていると、白いワンピースを着た痩
友人が怪しがって「やめとけ」と小声で耳打ちしてきた。
しかし私は怪しい事にわざと首を突っ込みたいと思った。それに上
私たちは上着のあるところへ向かった。
青と黄色の派手な色の小さなダウンジャケットが、道路の外れの休
私は何かが起きると確信してそれにゆっくりと手を伸ばし、恐る恐
するとダウンジャケットの下から青白く細い手が飛び出し、私の手
私はその後どうなるかが見たいと思い逃げることをしなかった。し
友人は自転車に飛び乗り、私もそれに倣う。
私たちは坂道を猛然と下り始めた。
私たちは郊外の住宅街のような場所にいる。
この住宅街は夢によく出てくる場所で、野良猫(地域猫?)が大量
私たちはその風景について会話を交わしながら自転車を漕ぎ続けて
随分山から離れたのでさすがにもう逃げる必要は無いように思うが
人が一人も見当たらないので歩道を走っている。
ふとここがどこなのか確認しようという話になり、止まってスマホ
歩道に自転車がいるから「ダメだよ」と伝えにきてくれたのだろう
しかし「どうしたの?」と話しかけてみると、男の子は「外国人だ
想定に無かった言葉なので拍子抜けする。「そう見える?」と聞く
見ると友人の自転車の後ろカゴに、人面太陽の絵が描かれたオレン
男の子はこれをどこか遠い国の国旗だと思ったようだ。